一日葬/無宗教/かわさき南部斎苑

• ご相談対応
• 松山悦子

当センターの川崎事前相談フォームを介して、ご相談者のお母様のご相談でした。

ご相談者はこれまでご葬儀の経験がなく、御兄弟もいらっしゃらないので、ご葬儀を出すにあたり、できるだけ葬儀社の方々に頼らざるを得ない状況にあり、そのためにも葬儀社さんのサービスの質を重視されたいとのご意見をいただきました。

ご葬儀に関しては葬儀社の担当者とご相談しながら決めていきたいので、適切な葬儀社さんのご紹介をいただければ、その後は直接担当者の方と話し合って、進めて行きたいご意向とのこと。

当センターではご相談者からお話をお伺いして、センター経由でご要望に合う適切な賛同葬儀社さんからお見積りをお取りし、ご検討いただいた後、葬儀社さんと直接ご面談いただく方が多い中、今回はセンターが推薦する賛同葬儀社さんと直接お話し合いをされたいとのご要望でしたので、賛同社をご紹介するにあたり、ご紹介フォームにお書きいただいたご希望等をより具体的にお伺いして、その理由等もお聞きしながらご相談内容を整理させていただきました。

1人っ子のご相談者からはお母様のご容態が悪化され、直接お尋ねできない状態になってしまわれたので、お母様のお気持ちを推し測ったご回答もございました。

葬儀会場としてかわさき南部斎苑をご希望されたのは、ご事情で先にかわさき北部斎苑にて荼毘に付されたお父様とはご一緒でない方が、とのご配慮から、しかも施設が新しいので、綺麗な建物がお好きだったお母様のご意向にも沿えるのではと、また身近なご親戚やお母様のお友達にはご高齢者が多いので、火葬場併設でご出棺後の移動がないこちらでのご葬儀が適しているのでは、更に1日葬でしたら、お越しいただくご高齢者のお体のご負担も少なくて済むのでは等々。

ご回答に見合うと思われる賛同葬儀社さんを一社ご紹介させていただき、ご紹介した社の担当者には経過をご報告し、引き続き以後のご相談に乗っていただくよう要請いたしました。

ご葬儀後にお願いいたしましたご相談者からのアンケートでは、引き継がれた担当者が聞き上手で、常にご相談者のご意向を汲んで気軽に対応していただけたと、ご満足のご様子が記されておりました。

ご相談者：長女様（お母様は80代）

初回コンタクト時	１年程前から煩われていらっしゃるお母様のことで、年明けには病院からも、万が一の場合を考慮してほしい旨の通達を受けているとの、ご相談をいただきました。 万が一の時はご家族・ご親族、お母様のお友達をあわせて20～30名様程での無宗教葬がご希望とのことでした。 また、ご親戚やお母様の交友関係の方には、ご高齢者で足腰の悪い方も多いので、１日葬ならばご負担も軽く済み、斎場と火葬場が一緒で出棺後の移動が無いということから、かわさき南部斎苑をご希望されていらっしゃいました。
葬儀社紹介	ご相談者のご希望等をお伺いし、こぢんまりしたご葬儀を多く手掛けている、賛同社1社をご紹介し、ご相談者からの要請で、賛同社の担当者の方から直接メールを差し上げることになりました。 当初ご相談者は担当者とメールのみでのやり取りをご要望されていらっしゃいましたが、見積り等を作成するにあたり、葬儀社の担当者から「できましたら直にお電話にて詳しくお伺いしたい」旨の申し入れがあることを申し上げ、ご紹介いたしました。
葬儀社とのコンタクト	一方、ご紹介した担当者には今までのメールでのいきさつを説明し、センターからの見積依頼書を添えて、ご相談者へのご連絡をお願いいたしました。 早速、担当者からはご相談者にメールにてご連絡をされ、双方で日時を取決め、電話での詳しいご相談をされたとの報告が入りました。
概算見積書提出	担当者はご相談者との直接の話し合いで作成された概算見積りを、ご相談者と当センター双方に送付。 見積りをお取りするにあたり、担当者はかわさき南部斎苑が大変混み合い、見積りをお出しする段階で、すでに１週間先まで塞がっている現状をお伝えしたが、ご相談者からは「ご会葬者のことを考え、混んでいてもお待ちします」とのご返事をいただいていた旨、報告がありました。
葬儀社決定 搬送 ご安置	最初にお問い合わせいただいてから11日目の夜、ご逝去の報がご紹介した賛同社に入りましたので、担当者が川崎区の病院にお迎えに上がり、自社の霊安室に搬送し、ご安置いたしました。 翌朝かわさき南部斎苑を予約致しましたが、最短でのご葬儀は９日後と決まりました。 この間、ご相談者がお仕事でお忙しい為、ご面会に何回もお越しいただくのは難しい状況であることをお伺いした担当者は、ご負担軽減の為にかわさき南部斎苑の霊安室が空き次第、移られることを勧め、５日目からはかわさき南部斎苑霊安室に移動されて、こちらで告別式までの５日間をお過ごしになりました。
本見積書提出	ご紹介した賛同社の霊安室に搬送された翌日、かわさき南部斎苑での１日葬が決まった後、ご相談者とご主人もご一緒に、概算見積りを元に、詳細な打ち合わせをされて本見積りの作成となりました。

この事例でのご葬儀までの流れ

時系列	経過ポイント	内容
11日前	初回コンタクト	入院中のお母様の万が一を鑑み、センターの川崎事前相談フォームにメールにてご相談。
	葬儀社紹介	「無宗教葬での1日葬をかわさき南部斎苑にて執り行いたい」とのご要望に適した賛同社を1社紹介。ご紹介した社にはメールでやり取りした情報を知らせる。
10日前	葬儀社とのコンタクト葬儀社決定	ご相談者はご紹介した賛同社の担当者とメールで打ち合わせの後、電話にて詳しいご要望等をご相談され、直接見積りをご希望される。
7日前	概算見積書作成	担当者はかわさき南部斎苑にて無宗教葬での1日葬を想定した概算見積りを作成し、ご相談者とセンターに送付。
ご逝去	ご逝去時点	川崎市川崎区の病院にてご逝去
同日	搬送 ご安置	担当者がお迎えに上がり、自社の霊安室にご安置。かわさき南部斎苑の霊安室の空きを待ち、5日後かわさき南部斎苑に移動、ご安置。
1日後	本見積書作成	家族葬セットプランにラストメイク、生花祭壇のお花の追加、遺影写真の額等をプラスした本見積りが作成される。
9日後	ご葬儀	かわさき南部斎苑にて告別式後、荼毘に付す。

施行内容（一日葬/無宗教/かわさき南部斎苑）

規模/会葬者数	当初のご希望どおり、かわさき南部斎苑にて、無宗教葬での1日葬が執り行われました。 病院から賛同社の自社安置室にご安置の後、納棺の儀がおこなわれ、ラストメイクが施され、装束を身に着ける儀が執り行われました。 4色の中からお顔映りの良い緑色の装束が選ばれ、ラストメイクでは長期に亘る入院生活の為、頬には含み綿を入れて遺影の写真に近づけるように、また肌の色合いにはこだわりを見せ、血色のよい肌を再現するよう気を配ったと伺っています。 無宗教葬でのご葬儀は年配の方にも受け入れやすいようにと、ご焼香をされた後、柩のお母様にお花を手向ける形にされたとのことです。 一日葬 告別式：ご家族・ご親族8名、一般会葬者5名
宗教	ご相談者の母方は神式、父方は仏式でしたが、ご家庭ではあまり宗教へのこだわりがなかったので、むしろ宗教の方式は、取り入れない方が無難ではないか、とのお考えの元に、無宗教葬を選ばれたとのご報告をいただいております。 無宗教
斎場	ご親族の方、お母様のお友達にはご高齢の方が多く、負担がなるべくかからないようにと、ご出棺後の移動がない火葬場併設のかわさき南部斎苑をご希望されました。 距離的にはご自宅からはかわさき北部斎苑の方が若干近いのですが、50名様用の式場がある南部斎苑に比べ、式場が100名、200名様用と大きく、今回は少ないご会葬者でしたので、担当者もこちらを推薦されたとのこと。第2式場Ａを使用。 かわさき南部斎苑
葬儀費用	家族葬用のセットプランにご希望で装束とラストメイク、遺影のカラー額、献花用の生花と生花祭壇のお花がプラスされた葬儀総費用です。 約70万円
	帽子にこだわりを見せられたお母様の遺影写真の周りは、大好きな黄色とオレンジ色のお花が取り囲んでいました。

施行葬儀社：(株)ファミリーホール