川崎市での直葬(ちょくそう)・火葬

  • 通夜・告別式などの式を行わず、火葬のみで送る葬儀の方法です。
  • 川崎市の火葬場は、かわさき北部斎苑(高津区下作延6丁目18番1号)と、かわさき南部斎苑(川崎区夜光3-2-7)の2か所で、両方とも川崎市の市営斎場です。
  • 故人様が川崎市民である場合は市民料金が適用になります。
  • 直葬の葬儀では基本的にはゆっくりお別れをする場がありません。お別れを希望する場合には対応できる葬儀社を選びましょう。

川崎市での直葬・火葬における待機日数と安置、火葬場の利用資格

松本明子
葬儀相談員
松本明子(解説)

直葬での葬儀は、通夜・告別式などの葬儀式を行わず、火葬のみで行う一番シンプルな葬儀のやり方です。

川崎市内の火葬場は、かわさき北部斎苑とかわさき南部斎苑の2斎場で、故人様が川崎市民であれば市民料金で利用することができます。

川崎市の市営斎場は比較的混んでいることが多く、式場を利用する葬儀よりは火葬のみで利用される方が待ち日数は短くて済みますが、それでも数日はお待ち頂くことが多いため、火葬の日までどちらかで安置をする必要があります。

かわさき北部斎苑は、火葬のみで利用する場合、安置室を使用できません。また、かわさき南部斎苑の方は火葬のみでも安置をすることができますが、納棺してある状態での受け入れになるため、病院などから直接斎場の安置室へ安置することができません。かわさき南部斎苑に安置をする場合には、一旦葬儀社の安置所、または葬儀社が提携している安置所に搬送し、納棺する必要があります。

なお、喪主が川崎市民で、故人様の住民票が川崎市以外(例えば横浜市民など)の場合は、市外扱いとなり、火葬料は60,000円にで、火葬場の予約は3日先までの空いている日となります。

直葬・火葬のみの葬儀において気を付けるべきこと

直葬は、病院から安置所、火葬の予約が取れ次第、火葬という流れが多く、ゆっくりしたお別れの場がないため、直葬・火葬後に親族や知人等から、お線香をあげさせて欲しいと連絡があることが考えられます。後からの対応が大変だということもありますし、「最期の別れをしたいのは同じ」 と言われてしまうことも起こりえます。

できれば、関係者に了解を得ておければ以後の感情的なしこりは回避できるかもしれません。

かわさき北部斎苑の火葬棟
かわさき北部斎苑の火葬棟

直葬は、費用が最低限ですみますが、少し予算をのせてバリエーションを作り出すこともできます。かわさき南部斎苑の場合は、短い時間ですが、僧侶等により読経して頂くことができます。ご自宅に安置ができる場合に、自宅葬ほど大掛かりにではなく、お別れの場をつくることもあります。自社斎場を持っている葬儀社の中には、安置室などにてお別れの場を提供するプランを打ち出すところもでてきています。(ただし、葬祭扶助を受ける場合は、宗教的儀礼などは行えず、最低限の直葬ということになります)

また、本人の希望だったので、と、直葬での葬儀を考えていたご家族が、葬儀打ち合わせの段階で、「やはり最期なのでゆっくりお別れがしたい」という気持ちになり、小さな式場を借りての一日葬に変更したケースもあります。

このような変更にも臨機応変に対応できる葬儀社を選ぶと安心かと思います。

かわさき南部斎苑の火葬炉前のホール
かわさき南部斎苑
火葬炉前のホール

最後に、直葬は宗教的儀式がともないませんので、菩提寺がある方で直葬をご希望の場合は、菩提寺のご住職にご相談したほうよいでしょう。というのも、お寺は、宗教儀式をとりおこなうのが葬儀と考えています。菩提寺に相談せず、直葬後にお寺に納骨だけしにいって、拒否されたり、嫌な顔をされるということも起こりえますので。事情を説明して理解を得られるように相談されることは大事だと思います。

なお、川崎市内料金(火葬料4500円)で利用できるのは、故人様が川崎市民であった場合です。お身内の方が川崎市民であっても、故人様が川崎市民でない場合には市外料金(火葬料6万円)になります。

直葬・火葬のみの葬儀を選ぶ理由

直葬の葬儀を希望される方が、なぜ直葬での葬儀を選んだのか、その理由は様々です。

例えば、

・出来るだけ費用を抑えたい

・入院や介護が長引き、葬儀にかける費用を捻出できない

・親戚も少なくなり、家族だけで見送るので

・菩提寺もなく、宗教的なしばりがないので

・本人が生前に火葬するだけでいいと言っていたから

・火葬をしてから故郷の菩提寺で本葬をするので

・生活保護を受けていて、葬祭扶助を利用するため

などが、ご相談でよくお聞きする、直葬を選んだ理由ですが、各ご家族の状況や考えによって、他にもまだあるように思います。

このように、同じ直葬での葬儀でも、選ぶ理由やご家族の事情は様々であるということは、求めている要望も様々であると思います。

よりよい直葬(火葬式)にするためには、葬儀規模の大小にかかわらず、丁寧に対応してくれる 葬儀社を選ぶことが大切です。直葬を選ばれるには、それなりの事情等があることも多いので、親身になって対応してくれるような葬儀社を選ぶことは安心につながります。

ご家族の要望に対し、できる限り気持ちよく対応してくれる葬儀社を選んで頂くことをお勧めいたします。

一般的な直葬の流れ

ご逝去

葬儀社へ連絡します。(決めている葬儀社が無ければセンターへご連絡いただければすぐにご紹介いたします。)

その際、自宅に安置できない場合は安置所を利用したい旨をお伝えください。ご安置中に面会を希望する場合には、その旨も葬儀社に伝えておくと安心です。

搬送/納棺/安置

葬儀社(寝台車)がお迎えに行き、ご安置の場所まで搬送し、ご納棺、ご安置となります。

葬儀打ち合わせ

火葬日の決定や葬儀についての説明が行われ、葬儀見積書を作成してもらいます。見積書は書面でお受け取りいただくことをお勧めいたします

火葬

葬儀社から伝えられた日時に火葬場へ行き、ご火葬となります。

直葬(火葬のみ)のまとめ

  • かわさき北部斎苑と、かわさき南部斎苑を火葬のみで利用する場合、斎場を利用するときのような待機日数は生じません。
  • 病院から安置所、火葬と流れていくので、ゆっくりしたお別れの場がありません
  • かわさき北部斎苑では、火葬のみで利用する場合、霊安室の利用はできません。
  • 斎場費が不要で、宗教的儀式もないので、費用が最低限ですみます。
  • 感情的しこりを残さないためにも、お別れをしたいであろう人への心配りは必要です。
  • 菩提寺がある方は、菩提寺のご住職に相談したほうがよいでしょう
  • 同じ火葬のみでの葬儀でも、葬儀社によって費用は異なります。また、もう少しゆっくりお別れができる場が欲しいと考えている場合には、それに対応できる葬儀社に依頼することが必要になります。葬儀社(担当者)の対応も様々ですので、火葬のみの葬儀においても、安心して任せられる葬儀社を選ぶことは大切です。

直葬・火葬の葬儀費用プランとサポート相談事例

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