葬儀の規模と宗教

  • 規模というのは、主に会葬者数という視点からとらえています。当センターでは、直葬(火葬)、一日葬、市民葬儀、家族葬、こぢんまり葬、一般葬、大型葬という項目で整理しています。
  • 宗教は主に宗教からの視点で、仏式、神式、キリスト教葬、無宗教葬、その他(友人葬、音楽葬など)という項目分けをしています。
  • 規模と宗教は、どのような葬儀にするかの要素です。場所や予算、サービスの質の要素も加えて考える必要があります。それらを踏まえた上で、葬儀社選びを考えるとよいでしょう。

家族葬や一般葬、社葬は規模による分類

規模というのは、会葬者数と捉えてもらえばよいでしょう。身内を中心とした規模が小さい密葬から大規模な社葬までというところです。最近の葬儀規模の傾向としては、直葬(火葬のみ)や、こぢんまりとした葬儀、家族葬が増加しています。公正取引委員会の「葬儀サービスの取引実態に関する調査報告書」(平成17年)においても、個人葬の会葬者数が増加したという回答が2.3%に対し、 減少したは67.8%になっています。

下記の図は、2011年に行われた経済産業省の調査結果(安心と信頼のあるライフエンディング・ステージの創出に向けた調査)です。この調査は全国対象なので、おそらく都心部では、会葬者数が少ない割合がもう少し高くなると思われます。

会葬者の人数(遺族を含む)

実は、葬儀を依頼する人にとって大事なのは、規模による分類である家族葬や社葬という名称を知るということではなくて、規模がどれくらいになるのかを想定することです。もしくは、どれくらいにするのかを、ある程度コントロールするということです。

会葬者数を 正確に予測するのはベテランの葬儀社の担当者でもなかなか難しいと言われています。しかしながら、会葬者数をある程度想定しておくことは非常に大事なことです。なぜなら、葬儀の仕方が変わってくるからです。斎場をどこにするかや祭壇をどれくらいにするか、よい選択はできません。これにとどまらず、会葬者数によって、どれくらいの葬儀費用がかかるかも、斎場や祭壇のみならず、飲食や返礼品に違いがでてきますので、ぜひとも、ある程度想定しておくことは必要です。

会葬者数は故人の交友関係が主になるわけですが、これを知る手立ては、よく言われるように年賀状を調べるのが一番です。それを元にお知らせする範囲を決めれば、だいたい人数を予測することができるでしょう。

あと、考慮したいのは、喪主になる人や身内の人の交友関係です。お知らせする必要があるような場合もあるでしょう。いずれにしても、その範囲を決めれば、おおよその会葬者数は把握できると思います。

上記のことは主に一般葬についての説明色が強いですが、たとえば、お知らせする範囲を家族を中心とした身内だけにする、ということもできます。これが家族葬ということになります。お知らせするが会葬を遠慮してもらう、ということもできますが、いずれにしても、会葬者数をコントロールして直葬や家族葬、こぢんまり葬にするわけです。お知らせする範囲をどこまでにするかは、それぞれの事情で一概には言えませんが、少なくとも、あとあと問題が起こらないような線引きにはしておく必要はあるでしょう。

下記は、2011年に行われた経済産業省の調査結果(安心と信頼のあるライフエンディング・ステージの創出に向けた調査)です。「葬儀の規模についての考え」について
A) 家族や親しい友人達のみで実施する葬儀
B) 故人や家族等に関係する人達に広く案内して実施する葬儀
 と尋ねた結果です。ややAに近いものまで含めますと、7割以上がこぢんまりとした葬儀という考え方をしているのがわかります(実際にそうした葬儀になるかはまた別ですが)。

葬儀の規模について考え

下記がそれぞれの説明ページになります。厳密に言いますと、一日葬と市民葬儀は、会葬者数の多い少ないには関係ありません。ただ実態からしますと、大規模な一日葬や市民葬儀はあまりなく、直葬と家族葬の間ぐらいでイメージされることが多いので、便宜的にここに位置づけています。

仏式や神式、無宗教葬は宗教による分類

川崎市での葬儀、宗教別施行割合
宗教別施行割合

葬儀には宗教的儀礼が伴うのが一般的です。宗教により葬儀の内容や進行が違ってきます。無宗教葬への要望も多くなってきておりますが、財団法人日本消費者協会の調べ「葬儀についてのアンケート調査」神奈川・東京・埼玉地域、平成26年1月)では、図のようにまだまだ仏式の葬儀が大半を占めている状況ですし、当センターのサポート相談事例を見ても、仏式が圧倒的に多くなっています(ただ、周りの人が了解しやすい違和感がない、一般的だからという理由で仏式にする場合も多いです。これについては、仏式のページで補足しています)。

仏式以外の宗教での施行の場合、消極的理由というよりも、信仰があったから(あるから)といった積極的理由が多いようです。ちなみに、上記の図では、神式およびその他(友人葬など)が0%ですが、平成19年の調査では、それぞれ1.6%ありますし、当センターのサポート相談事例でも施行はありますので、平成26年1月では調査対象者にいなかったということで、まったく行われていないという事ではありません。

いずれにしましても、どのような葬儀にするのか、の大事な柱をなすのが宗教です。下記がそれぞれの説明ページになります。

規模と宗教を含めて、どのような葬儀にしたいのかを考える

葬儀の規模と宗教について調べている人は、実際は、「どのような葬儀にするか」の参考にしたいと思っているのではないでしょうか。
 葬儀とは要するに「仏式の家族葬を、かわさき北部斎場で、△△月△△日、対応が良いと評判の××社でやって◇◇円」ということになります。とすると、たしかに、規模と宗教は大事な要素ですが、それだけではないということになります。当センターでは、「どのような葬儀にするか」を下記の6項目で整理しています。

情報収集が必要な6つの項目

1、規模 
主にどれくらいの規模の葬儀にするのか
直葬(火葬)、一日葬、市民葬儀、家族葬、こぢんまり葬、一般葬、大型葬
2、宗教
どんな宗教の葬儀にするのか
仏式、神式、キリスト教葬、友人葬、無宗教葬、音楽葬・・・
3-1、場所(エリア)
どのあたりで行うのか
麻生区、川崎区、幸区、高津区、多摩区、中原区、宮前区、横浜市・・・
3-2、場所(斎場)
具体的にどの斎場で行うのか
駅から近い、設備が整っている、待ち日数がない、費用が安い、家族葬向け・・・
かわさき北部斎苑、かわさき南部斎苑・・・
4、予算
おおまかなイメージや具体的数字はあるか
最低限、相場並み、まずは気にせず他の項目優先・・・
5、サービスの質
大まかなイメージはあるか
最低限、できることは自分たちでやる、余計なものはいらない、華美にならないように、きめ細かい対応、フォローを厚く・・・
6、葬儀社
どこにどんな葬儀社があり、その特徴は何か

情報収集するときには、全体像から、自分が今どの分野の情報を収集しているのかを理解しておかないと、混乱してしまうことになるでしょう。

当センターのやっていることは、ご相談者の要望を整理(上記の6項目)した上で、その要望に「適切に応えられる葬儀社」を紹介するというものです。各葬儀社にも得意不得意があるからです。

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