川崎市でこぢんまり葬にする注意点

家族・親族に少人数の一般会葬者を含む葬儀をこぢんまり葬とわれわれは位置付けています。家族葬と同様に希望される方が多い規模の葬儀です。

こぢんまり葬とは

家族・親族に加え、少人数の一般会葬者を含んだ一般葬で、参列者が60名くらいまでの葬儀をこぢんまり葬と位置づけています。

親族以外の会葬者が含まれることにより、家族葬よりも少し間口が開かれますので、故人様とごく親しかったご友人などにも最期のお別れをしていただくことができます。

会葬に来られる方は親しい方になることが多いので、葬儀の雰囲気は家族葬い近いかたちになることが多いようですが、少人数であれ、ご親族以外の方もご会葬に来られるので、受付の用意や料理・返礼品などのおもてなしが必要になります

こぢんまり葬のメリット

家族葬のページで説明していますが、家族・親族のみで行う家族葬の場合、葬儀に参列できなかった人が葬儀後に自宅へお線香をあげに訪れたりすることがあり、その対応に追われてしまういというデメリットや、自分も最期のお別れをしたかった、と非難されないよう、呼ばない人への配慮をしなければいけない、などの気を付けるべきことがありますが、こぢんまり葬では親族以外のごく親しい方にも来ていただくことによって、皆さまが故人様を見送ることができるので、それらのことを和らげてくれます。

こぢんまり葬で気を付けるべきこと

こぢんまり葬において、家族葬のような雰囲気を望まれる場合、ご家族が故人様の交友関係を知っていることに加え、どのあたりの人にまで連絡をするのかなどの線引きが必要になることも考えられますので、後になって誤解などが生じないように調整しておいたほうがいい場合があります

こぢんまり葬に適している斎場

こぢんまり葬は、おおむねどこの式場でも対応が可能です。選択肢が多く、式場の規模についてはあまり問題はありません

例えば、川崎市営のかわさき北部斎苑、かわさき南部斎苑では、席数が違う複数の式場があり、人数に合わせて選ぶことができるので、こぢんまり葬での葬儀でも充分に対応できます。

また、中原区にある大楽寺の斎場は36畳の和室を3つに区切って使用することができるため、会葬人数に応じた広さにして使用することができます。

一方で、最近では家族葬などの小規模な葬儀に特化した式場が増えているので、参列人数によっては全員に着席して頂くのが難しい式場もあります。

葬儀社の自社会館などでは、20~30名くらいまで家族葬を想定した式場が多く、それ以上の人数になると全員が着席できない場合があります。

こぢんまり葬の場合、参列される一般会葬者の方は故人様やご家族と近い関係であることが多いため、できれば全員が着席できる斎場を選ぶとよいでしょう。

こぢんまり葬の流れ

こぢんまり葬とは、葬儀の規模を表現する言葉のため、こぢんまり葬だから何かを特別な儀式を行うということはなく、葬儀は各宗教の流れに従って進行されます。

例えば、仏式の葬儀であれば、通夜・告別式・火葬、神式の葬儀であれば、通夜祭・葬場祭・火葬祭の流れで執り行われます。

ここでは、葬儀式中の細かな流れではなく、ご相談でよくご質問をいただく、ご臨終から葬儀終了までのご喪家の目線での流れを仏式の葬儀を例にとって説明いたします。 

こぢんまり葬の流れ(仏式の例)

臨終 医師による死亡確認
(病院などで亡くなった場合はこの後お身体のケアをしてくれるところなどがあります。)
葬儀社へ依頼 葬儀社へ連絡し、寝台車に迎えにきてもらいます。
この時点で葬儀社が決まっていない、どこの葬儀社を選べばいいかわからないなどのような場合、センターへお電話いただけば速やかに葬儀社のご紹介をいたします。
(寝台車の到着までに多少の時間がかかる場合がありますが、慌てる必要はありません。)
自宅でお亡くなりになった場合は、葬儀社に自宅に来てもらいます。(ドライアイスでの処置は死亡診断書を受け取ってから行います)
搬送※納棺安置 故人様を安置するところへ搬送します。自宅での安置が可能な場合は自宅へ、自宅での安置が難しいような場合には、葬儀社が保有、または提携してる安置所へ搬送、ご安置となります。
安置所に安置をする場合、納棺してある状態でないと受け入れられない安置所があります。そのような安置所を利用する場合には、先に納棺をしてから安置となります。
葬儀打ち合わせ見積書作成 菩提寺がある場合には菩提寺に報告をし、ご都合を伺います。斎場の空き状況と照らし合わせ、この時点で葬儀の日程が決まります。
打ち合わせにより、葬儀社からの説明を受け、必要なものの内容を決めていきます。
見積書は必ず書面で受け取りましょう。また、説明でよくわからないことや、心配なことがあるようでしたら、必ず担当者に確認し、説明をして頂いてください
通夜 通夜が執り行われます。通夜の後、お清めのお食事を召し上がります。
告別式出棺 告別式が執り行われます。
告別式の式中に初七日法要も執り行う場合があります。
最後にお別れの儀(お花入れ、喪主挨拶等)が執り行われ、出棺となります。
火葬 火葬場へ移動し、ご火葬。
(火葬時間が長い火葬場では、火葬の待ち時間に精進落としのお食事を召し上がることがあります。)
精進落とし 火葬時間が短い火葬場(主に都心部)の場合には、式場へ戻って精進落としのお食事を召し上がります。
(ご僧侶によっては、告別式の式中ではなく、ここで初七日法要を執り行う場合があります。)
※納棺をしていない状態で安置をしている場合、また、ご自宅に安置をする場合の納棺のタイミングは、葬儀社と相談して決めます。

よりよいこぢんまり葬にするためには、葬儀社選びも大事

こぢんまり葬規模の葬儀は、どの葬儀社でも問題なく対応することができますが、小規模な葬儀では、最初から最後までを通して一人の担当者が対応することが望ましく、その担当者を信頼して任せることができるかどうかということが、葬儀の満足度に大きく影響します。

センターでは、状況に応じた式場の提案のみならず、葬儀社も担当者レベルまでの把握に基づいてご紹介させて頂いていますので、闇雲に選んだ複数の葬儀社と直接やり取りをするよりも、労力が軽減され、確実な対応が期待できるように思います。

こぢんまり葬の葬儀費用プランとサポート相談事例