川崎市[一日葬]での葬儀サポート相談事例

「本人様の希望により、自宅で家族のみでの葬儀を」とのご相談を頂きましたが、同時に、ご葬儀に使えるお部屋が６畳間ということで、自宅で葬儀が出来るかどうかのご心配もされていらっしゃいました。もし、ご自宅でできないようならば、斎場を使う事も承知しているとのことで、まずは葬儀社のプロの目で判断して頂きたいとおっしゃっていました。 　 今の時代、さまざまな事情により、首都圏では自宅で葬儀を行なう事か難しい状況にある方が多く、ご安置なども自宅以外を選ばれる方が多い現状です。

相談最初、式場について、ご自宅から近いところとお話しされていました。それを受けて、ご自宅から近いところに自社式場を持つ社などを案内しましたが、お話をお聞きするうちに、それほど、強い意向ではない感じがしました。 葬儀後にお答えいただいたアンケートにおいても、「地方からの参列者にとってもアクセスが良かったと思うので、北部斎苑ではなく南部にしてよかったです」とありました。

ご葬儀後にご協力いただいたアンケートに「担当の方のサポートで、手づくりのあたたかい式ができたと満足しています。」と書かれていました。 無宗教での葬儀は宗教者による進行がないため、ご葬儀中のお時間をどのようにでも使う事が出来ることから、ご喪家のご要望がどれだけ担当者に伝わっているかによって、満足度が変わってしまう事もあるかもしれません。

家族全員が同じ宗教を信仰されている場合には全く問題がないことなのですが、離れて暮らすご家族がそれぞれ異なる宗教を信仰していたり、信仰する宗教が無いような場合、どのような形での葬儀を行うのがいいのか迷われることがあると思います。

ご葬儀間近になって、より小さな祭壇への変更の申し出があり、削られるところは極力削るように、最小限のご予算で臨まれましたが、担当者からの提案や配慮がなされ、「ご葬儀まで10日間お待ちいただいている間、式場のゆったりした空間の中で、ゆっくりとお時間をかけてのご面会が自由にでき、質素ながら充実したご葬儀を執り行えました」

当センターの川崎事前相談フォームを介して、ご相談者のお母様のご相談でした。 　ご相談者はこれまでご葬儀の経験がなく、御兄弟もいらっしゃらないので、ご葬儀を出すにあたり、できるだけ葬儀社の方々に頼らざるを得ない状況にあり、そのためにも葬儀社さんのサービスの質を重視されたいとのご意見をいただきました。

プロテスタントのキリスト教葬の場合は、通常故人様が通われていた教会、または最寄りの教会でのお式になるか、斎場に牧師さんをお呼びしてお式になるかの選択になります。 　深夜、危篤状態に陥ったお父様の万が一の時は教会にて執り行いたいので、キリスト教葬に詳しい葬儀社さんをご紹介いただけないかとのご相談をお受けしました。（麻生区内の教会にて施行）

一日葬は、一日葬儀とか、ワンデーセレモニーとか呼び方は様々ですが、着実に市民権を得てきているようです。 ただ、直葬（火葬のみ）や一日葬における特有の注意点として、宗教者の意向との調整問題があります。たとえば、神式の葬儀（神葬祭）では、通夜祭（お通夜）や葬場祭は意味ある儀式で、一連の流れになっています。なので、直葬や一日葬でやりたいという喪家の意向はなかなか通らない場合もあるように思います。

故人様の遺志は、無宗教、お身内のみの直葬というものでしたが、それでは寂しすぎるというご家族の思いから、祭壇は飾らず、式場でゆっくりお別れができる一日葬をお選びになりました。

ご本人様は、ご長女様にご自身の葬儀についてを文章にして渡されていらっしゃいました。何年も前に書き始め、状況が変わるごとに追記や書き直しなどをされた文は、ご長女様がご葬儀を考えるために、とても参考になるものだったかと思います。