川崎市[仏式]での葬儀サポート相談事例

「背広姿で穏やかな笑みがこぼれる遺影の写真が印象深いご葬儀でした」とはご葬儀を執り行った担当者の弁でした。 昔のお元気な頃の写真の中から遺影用の写真を探したが、決定打が見つからず、あれこれ迷っていた時、闘病中に写した写真の中に笑顔で表情の良い写真を見つけ、背広を着て元気にお仕事をされていた頃のイメージを大切にと、お顔と背広の写真を合成して造ったのが今回使われた遺影用の写真でした。

どのご葬儀も同じではなく、また、葬儀社もどこに頼んでも同じというわけではありません。 各ご家庭によって、異なるのは、場所や費用だけではありません。葬儀社を選ぶ状況や条件なども様々です。 このサポート事例は、どのような状況からご相談が始まったのか、どのような流れで葬儀社を選んだのかなどを、実際のご相談に基づいて作成していますので、おおまかな流れは同じように見えても、各ご相談によって内容はそれぞれのものになっています。

すでに葬儀社の安置所に搬送され、概算の見積もりを受け取っている段階でのご相談でした。 急なご逝去で、葬儀について何も調べていなかったため、最初の段階ではご自身で葬儀社を選ぶことができずに搬送、一時安置と進んでしまい、このまま頼んでしまっていいのかなど戸惑われていらっしゃるご様子でした。 このようなご相談では、そのままその社に依頼されるのがよいのか、葬儀社を変えた方がよさそうなのかを、その時の状況やご相談者のご要望、心配されていることなどを考慮したうえで、アドバイスさせていただきます。

「最終的には不安を払拭し、背中を後押ししてもらう気持ちで利用させていただいた。」とご協力いただいたアンケート書かれていました。 このご相談者は、センターにご相談される前の段階にご自身でお調べになり、積み立てをしていた互助会の葬儀社を含めた数社をご検討されていました。その中に、センターの賛同葬儀社さんも含まれていましたが、ネットの情報だけで決めることに不安を感じ、センターにご相談されました。

ご相談者は、以前、近くの葬儀社に問い合わせをしたところ、その対応が悪かったので、そういうところは避けたいと言われました。 こればかりは、紙の見積書をいくら見比べてみてもわからないことです。この事例のご相談者がされたように、実際に店舗にて担当者と面談されれば、対応がいいかどうかは、かなりわかると思います。 もっとも、ネットで集客しているところには、ホームページ上ではそれらしいことを謳っていても、面談を何かしら理由をつけて嫌がるところもあります。

日本では仏式のご葬儀が葬儀全体の80％と圧倒的に多く、そのため、仏式以外のご葬儀については対応したことがない葬儀社もあります。 以前、葬儀のトラブルに巻き込まれてしまわれた方のお話しでは、神式のご葬儀にもかかわらず、葬儀社の担当者自らがお焼香をし、「これがうちの神式です」と押し切られてしまい、神式葬儀の経験が無い葬儀社に依頼してとても後悔されたとのことでした。

老人ホームにご入居されているご高齢の叔母様が心配な状況という中で、姪御様より、センターへご相談をいただきました。 お電話でのご相談で、一日葬のことや式場についてなど、とても熱心にご質問されていた事を覚えています。ひとつひとつ、ご要望に照らし合わせ、メリット、デメリットなども含めてお伝えさせて頂きました。

ご相談者は、おかれている状況やこれまでの経験など様々なので、安心の仕方も人それぞれです。一度でも、過去に葬儀でひどい目にあった人は、用心深く確認しないと安心はできないかもしれません。 一方、これまで葬儀の経験がなく、どこに頼んでも同じだろうと思っている人は、ネットに載っているプラン費用と、簡単な説明ぐらいだけで、かなり安心してしまう人もいるかもしれません。

事後のご相談では、出来る限りスピーディーに葬儀社をご紹介させていただかなくてはなりませんが、リストの中から適当に割り振ってご紹介するようなことはありません。 その時点でのご要望を出来る限りお伺いし、ご相談者のご要望に合うような葬儀社をピックアップしてご紹介しています。

「今はまだ決定とは気持ち的に言えません、父親もまだ頑張っているので」 概算の見積り書でご検討いただき、ご依頼される葬儀社の候補をお決めになられた時点でセンターへお送り頂いたメールに書かれていました 。 事前のご相談では、多かれ少なかれ、このように複雑なお気持ちでご相談されている方はいらっしゃると思います。