直葬/かわさき北部斎苑

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ご相談対応レポート、2013年11月

  • ご相談対応
  • 松山悦子

夜中過ぎのお電話で、開口一番、生活保護を受けている身内の方が危篤状態だが、万が一の時はこのような状況でも葬儀社をご紹介していただけるのか、との問い合わせをいただきました。

担当のケアマネージャーの方からは「今日は日曜日で、福祉事務所が休日だから、休み明けを待って相談してから、葬儀を決めた方が良いのでは」と言われたが、いつ万が一の状態がくるか分からない状況の中、どうしたものかと思案に暮れたご様子でのご相談でした。

お住まいを伺うと、今年だけでも何度か生活保護の方のご葬儀をお願いし、ご喪家から大変お褒めの言葉をいただいた葬儀社さんのお近くです。思わず「大丈夫です」と太鼓判を押すように申し上げてしまいました。

順序としては福祉事務所へご相談に出向き、葬祭扶助の申請をしてということになりますが、葬祭扶助に精通して、万が一事態が早まった場合でも、状況によって臨機応変に対応していただける葬儀社さんをご紹介できる旨申し上げると、ほっと安堵されたご様子が電話口からも伝わってきました。

ご相談者:姪 (叔父様は70代前半)

初回コンタクト時 最初にお電話をいただいたのは午前2時半をまわった頃でした。 お身内の方がご自宅で危篤状態だが、生活保護を受けており、万が一の時はそんな状態でも葬儀社をご紹介していただけるかとのお問い合わせでした。
葬祭扶助に詳しい地域の賛同葬儀社さんをいつでもご紹介できること、葬祭扶助の費用は上限が決められており、その範囲内で執り行なわれるので、ご心配ないことも申し上げておきました。
その他、好きな映画雑誌を柩に入れても良いか、ご本人様は海に散骨を希望されているが、等のご質問もあり、本は燃えにくい場合や、お骨に着色するのを考慮しての制限がありますが、雑誌1冊程でしたらと申し上げ、また海への散骨はそれなりに費用が掛かること、合同での散骨の仕方や費用等をお伝えいたしました。
午前7時、2回目のお電話でお亡くなりになられた旨ご連絡を頂きましたが、ご葬儀のことはおじ様が昼頃までに上京されるのを待って、ご相談の上決めたいとのこと。
お医者様に死亡診断書を書いていただいてあれば、ご到着するのをお待ちして、ご相談結果をご連絡いただければ、直ちに葬儀社さんをご紹介できる旨お話しておきました。
葬儀社紹介 おじ様が到着し、ご相談された上で再度センターへ葬儀社を紹介してほしいとのご連絡をいただきました。
最初のご相談の時点で候補に挙げていた葬儀社がすぐに動ける状況であることを事前に確認したうえでご紹介しました。
葬儀社とのコンタクト ご相談者からのご要望で、葬儀社から直接ご相談者へ連絡してもらい、ご自宅の詳しい住所の確認や到着時間の打ち合わせ等をしました。
葬儀社決定 ドライアイスの処置を兼ねてご自宅へ訪問し、そのままその葬儀社へ依頼されました。
ご安置 ご火葬の日まで、ご自宅でのご安置となりました。
本見積書提出
お身体を整えた後、詳細な打ち合わせを経て内容の決定、本見積りの提出となりました。
この事例でのご葬儀までの流れ
時系列 経過ポイント 内容
ご逝去同日 初回コンタクト 生活保護の葬祭扶助やご葬儀についてのご相談。
ご逝去 ご逝去時点 ご自宅でご逝去。
同日 おじ様がご到着しご相談された結果、センターへ葬儀社紹介希望のお電話をいただく。
葬儀社紹介 葬祭扶助でのご葬儀対応に馴れていて、なおかつすぐに対応できる状況にある葬儀社をご紹介。
葬儀社とのコンタクト 葬儀社決定 葬儀社よりご相談者へ直接連絡をとり、ドライアイスの処置をするため、ご自宅へ駆けつけ、その時点でその社へご依頼。。
ご安置 ご火葬の日まで、そのままご自宅でのご安置。
本見積書作成 お身体を整え、ご安置の後に詳細の内容決定と本見積の作成。
3日後 ご葬儀 かわさき北部斎苑にてご火葬。

施行内容(直葬/かわさき北部斎苑)

規模/会葬者数 葬祭扶助範囲内の直葬でのご葬儀で、お身内のみ、5名様で見送られました。 直葬:5名
斎場 火葬場の予約は最短の日程で手配しましたが、3日後のご火葬となりました。かわさき北部斎苑
葬儀費用 生活保護でのご葬儀は葬祭扶助を受ける範囲内になり、川崎市の場合は大人のご葬儀の上限が20万1千円になります。約20万円

施行葬儀社:まこと式典